とさでん交通は旧・土佐電気鉄道など高知県内の交通事業者が統合されて2014年10月に新設となった事業者で、高知市内を中心に路面電車・バス事業を展開しています。
路面電車のネットワークは高知市の繁華街である「はりまや橋」を交点として南北方向・東西方向に延びており、南北方向は高知駅前~桟橋通五丁目間、東西方向はJR土讃線に並行する形で後免町~伊野間となっています(ただし東西方向は大半が途中駅で折り返すほか、車庫が桟橋通にあるためはりまや橋を右・左折するものもあります)。
車種にもよりますが、一部の行き先は専用の系統板を車両の前面に掲出するのもとさでん交通路面電車の特徴です。
バリアフリー対策として各路面電車事業者に導入されている「低床車」ですが、旧・土佐電気鉄道時代の2002年に導入された100形“ハートラム”と、とさでん交通発足後の2018年に導入された3000形“ハートラムⅡ”の2種類があり、いずれもアルナ車両の「リトルダンサー」タイプとなっています。
《撮影日》2019年11月3日