西武池袋線の元加治―飯能間にて、JR八高線の下をくぐった直後に上下線の間が広がっている場所があります。かつてこの付近には複線と単線の境目となる「笠縫信号場」がありました。飯能駅までの複線化がなされた2001(平成13)年に信号場は廃止となりました。
ちょうどこの場所には西武秩父方面へ向かう列車が飯能駅でのスイッチバックを解消するため、本線から分岐して東飯能駅方向へ向かう短絡線の線路用地が確保されていますが、工事・完成の目途は立っていない状況です。
本動画ではこのポイントにて池袋線を走る電車の走行シーンを取り上げます。
●10000系…“New Red Arrow(ニューレッドアロー)”の愛称が付いています。池袋線・秩父系統としては1994(平成6)に運行を開始しましたが、001系電車“Laview(ラビュー)”の増備が進んだことから本年3月14日のダイヤ改正をもって池袋線・秩父系統の定期運用からは撤退となります。
今後はメットライフドームで開催されるプロ野球公式戦に合わせた一部の臨時列車に充当されるほか、武蔵丘車両検修場の入場回送として池袋線を走行することがあります。
●4000系…普段は飯能~西武秩父間で運用されている2ドアボックスシート装備の電車で、土曜・休日ダイヤ運行日は秩父鉄道に直通する池袋~三峰口・長瀞間の下り快速急行・上り急行に充当されていましたが、本年3月8日の運行をもって池袋駅までの乗り入れは終了となりました。ただし「52席の至福」は運行日によって池袋駅に乗り入れることがあります。
《撮影日》2020年2月24日/3月1日